
ちょっとリアルで聞かれることがあったんで、今回は妊娠・出産に関する情報をまとめました。
妊娠時はサプリは減らすべきなのか、増やすべきなのか。そもそも飲んでいいのか。このあたり、実践していると気になるところだと思うので見ていきましょう。
このページを読むということはすでに実践されている方だと思いますが、まずは基本を再度チェックしておいてください。

参考書籍
妊娠・出産に関する内容はこの1冊。
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まずポチッと買っておきましょう。妊娠中のトラブル(つわり、腰痛、逆子など)や出産後の育児に関しても触れられているのでおすすめです。
ただ若干情報が古い部分もあって、サプリの量に関しては以下を参考に。
プロテイン+メガビタミンの量
これは藤川先生がまとめられています。
妊娠中は普段の1.5倍の栄養量が必要です。
栄養は、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルで、糖質は栄養ではありません。
食事だけでは十分量のタンパク質を摂取するのは不可能なので、プロテインやEAAを飲むべきです。
キレート鉄も36mg*6位必要です。
ビタミンC必要量は、妊娠時には、最初の3ヶ月は4g、次の3ヶ月は6g、最後の3ヶ月には8~10g必要で、15%の人では最大15g必要です。
他のビタミンなども1.5倍量。
ただ唯一、ビタミンAだけは妊娠時には10000IUまでに制限した方が良いと言われています。
おおよそ1.5倍を目安に増量。ただしAだけは10000IUまで。
もちろんたんぱく質を増やすのが先なので、20g×2回飲んでいたなら、20g×3回にまずは増やす。その上で鉄やCを考える。順番が大事。
補足:徹底して糖質オフするべきか
『糖質は栄養ではない』というのが藤川先生の意見ですが、徹底して糖質オフするべきかはまだまだ議論の余地があるというのが僕個人の意見です。
糖質制限自体に僕は賛成ですが、徹底して糖質ゼロを目指すとホルモンバランスが崩れて、逆に血糖値が安定しなかったり、体調を崩してしまう例は多いです。(糖そのものは糖新生でも分かるように、体にとって必要。摂りすぎはもちろんダメだけど、ゼロにしようとするのも良くない)
なので妊娠糖尿病などを防ぐ意味でも糖質制限はした方がいいですが、やり過ぎず、できる範囲で糖質制限をするのがいいでしょう。高たんぱくを意識すると自然と糖質は減りやすいので、まずは高たんぱくからしっかり実践するといいですね。
その他情報(メガビタグループより)
以下の情報はメガビタグループから。気になったのでピックアップ。
妊娠してたんぱく質(肉)が食べられなくなる理由:
妊娠中は嗅覚過敏になりやすく、特にアンモニアに対して過敏になりやすい。(アンモニアは熱で気化する。肉や魚を焼く臭い、ご飯を炊く臭いもそうらしい)つわりがひどい人の場合、高アンモニア血症になっている場合もあるらしく、これが妊娠するとたんぱく質が摂れなくなる理由の一つだそう。
対策は
- 熱処理しないor冷めてから食べる(気化しないから)
- クエン酸を使う(アンモニア臭を消す)
- オルニチン回路を回す(オルニチンorシトルリン摂取)
あとはマグネシウム不足もつわりの原因だそうなのでマグネシウム摂取で改善するかも。
ということです。それ以外だとアンモニア処理なのでB6がつわりに効果があるかも、という情報も。

この情報が載っているらしい書籍は以下。(かなり専門的とのこと)
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ちょっと中古しかないようですが、つわりで悩んでいるなら参考に。
最後に
ということで妊娠・出産について簡単にまとめてみました。
当然ながらたんぱく質やビタミンは薬ではないので止める必要はない、というかむしろ増やす必要があるということです。(ただしAは除く)
下にまとめた参考ページでフォローもされているのでそちらもチェックを。
それと出産後に子供に与えるビタミンに関してはこちらの記事を参考に。

参考ページ・Tweet
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