メガビタミン

メガビタミンとは?藤川理論についてできるだけ分かりやすくまとめてみた

このページでは藤川理論についてできるだけ分かりやすくまとめてみました。(メガビタミンはその中で出てくるキーワードです)

本を読むのが一番早いんですが、Twitterとかこのサイトからビタミンのことを知った人だと本を買うっていうのはちょっとハードル高いかもしれません。特に現状差し当たって健康に問題ないとわざわざ本読まないかなぁとも思います。

というのと。

サプリ飲んでる理由聞かれることってたまにあるんですが、言葉では中々説明し辛い。し、そもそも自分でも把握し切れていない部分あるなっていうのを感じたんで、記事としてまとめてみました。

メガビタミンとは?

その名の通り、ビタミンを栄養摂取基準で推奨されると比較して、数倍以上のメガ量摂ること。メガビタミン主義、メガビタミン療法とも。

このサイトでは藤川徳美先生の考え方『藤川理論』をメインに話を進めていきます。藤川理論は次の4つから成り立っていて、その中にメガビタミンという考え方が出てきます。

  1. 糖質制限
  2. 鉄不足対策(キレート鉄)
  3. 三石理論(プロテイン+メガビタミン+スカベンジャー)
  4. 欧米のオーソモレキュラー

この4つが軸。

メガビタミンは三石理論の中と、オーソモレキュラーの中で出てきます。

三石理論:

物理学者である三石巌が提唱した考え方で分子栄養学という考えに基づく。従来の健康とはかけ離れた考えであること、医者ではないことからトンデモ理論扱いされることも。

詳しくは著書、もしくはメグビーの三石理論研究所を参照。

オーソモレキュラー:

栄養を補うことで健康を維持するという補完代替医療。全国に栄養療法を実践するクリニックがある。現在の医学は先進国では栄養不足はないという前提のため考え方が異なる。

日本のページがあるので詳しくはオーソモレキュラー栄養医学研究所を参照。

なぜビタミン、ミネラルをメガ量摂るという発想に?

根本には『質的な栄養失調』という考え方があります。

 ”病気の治療のために病院に通院しているが全く治らない”と言われる人がおられます。そもそも医者は医学部で病気の治し方を習ってきていないので、治し方を知らないのは当然です。治療として行うのは、薬で血圧を下げるなど対症療法のみで完治を目標としていません。現在の医学では先進国には栄養失調がないことが前提となっており、そもそもそのパラダイムが間違っているので病気を治せないのです。
実際には、バランスよく食べている人は全員に「質的な栄養失調」があります。
「質的な栄養失調」とは、糖質過多+タンパク不足+脂肪酸不足+ビタミン不足+ミネラル不足を指し、これが全ての慢性疾患の原因となっていると言えます。

引用:分子栄養学による治療、症例集

質的な栄養失調というのは、

糖質過多+たんぱく不足+ビタミン不足+ミネラル不足

のこと。新型栄養失調とも。

バランスよく食べることで栄養は足りている…のではなく、実は栄養不足になってしまっているんじゃないか、という考えですね。

これは単純に食事だけでビタミンやミネラルが足りていないということ以上に、糖質過多になると、ビタミン・ミネラルが不足するということが関係しています。ただでさえ不足気味のビタミン・ミネラルがより不足するということです。

そしてビタミン・ミネラルが不足した状態で糖質を摂ると嫌気性解糖が主導になり、ATPが不足します。

糖質過多+たんぱく不足+ビタミン不足+ミネラル不足
嫌気性解糖主導ATP不足

ATP『生体のエネルギー通貨』とも呼ばれるもので、これがたくさん作れるとエネルギーが多い状態(いつでも元気、疲れにくいなど)、あまり作れないとエネルギーが少ない状態(体温が低い、疲れやすいなど)になります。

シロ
シロ
ATP?嫌気性解糖?

生化学を勉強していないと何のことかさっぱりだと思うので、できる限り分かりやすく説明します。理解するためには糖質や脂質の代謝を知る必要があります。

ATPと代謝の仕組み

ものすごく簡略化した図を作成したのでこちらをまずはどうぞ!

代謝マップ(糖質・脂質・たんぱく質)
クリックで拡大できます。

たんぱく質、糖質、脂質の代謝マップ。

この図だけ見てもなんのこっちゃ?かもしれませんが、図と照らし合わせながら下の解説を読み進めてみると分かると思います。もし分からない部分があったら下のコメント欄かTwitterで聞いてください。

さて、今回の話で重要になってくるのは糖質の代謝経路なので、たんぱく質や脂質は一旦無視しましょう。

図の真ん中上。糖質から見ていくと、まず解糖系という反応を通り、ピルビン酸という物質になります。この時にATPが2つできてますね。それからアセチルCoAという物質に変わり、クエン酸回路という反応を通って代謝されます。クエン酸回路の過程でできた物質で電子伝達系という反応が起こり、ATPが作られる。

ここまではOKですか?

シロ
シロ
ミトコンドリアっていうのは細胞の中にいる器官の名前なんだね。ふむふむ。

さて、注目するのはATP

電子伝達系で36ATPってなってますよね。それと解糖系で2ATP。これはグルコース1分子からできるATPの量です。ちゃんと電子伝達系まで代謝されると36+2で合計38ATPが作られます。

が、電子伝達系で酸素が必要になります。例えば激しい運動で酸素が足りないと電子伝達系は上手く機能しません。そうするとクエン酸回路も上手く回らず、余ったピルビン酸は乳酸に変化します。

激しい運動をすると乳酸が溜まるっていうのを一度は聞いたことがあると思います。酸素不足でちゃんと最後まで代謝されないから乳酸となってしまうということですね。

このピルビン酸が乳酸になってしまうまでの反応を嫌気性解糖、電子伝達系までの反応を好気性解糖と呼びます。嫌気=空気を嫌う=酸素がない状態での反応ってことです。まぁ名前は覚える必要ないですが。

シロ
シロ
高校の生物で習った気がする…。

…と酸素が足りない場合で説明しましたが、それ以外に途中で必要なビタミンやミネラルが足りない場合。この場合も乳酸になって2ATPしか作られないということになります。38ATPに対して2ATP。効率19分の1

ちなみに乳酸がたまると血液が酸性に傾く。凝りの原因にも。血液が酸性だとガンになりやすいことも分かっている。

さらにもう一つ。

ピルビン酸がアセチルCoAに代謝される時にビタミンが必要ってなってますよね?ビタミンB1、B2、ナイアシン、パントテン酸。(ナイアシンやパントテン酸もビタミンBの仲間)

でも普段よく口にする白砂糖や白米のような精製された糖質。これはビタミンやミネラルが製造の過程で取り除かれています。なのでこういう精製糖質ばっかり食べているとビタミンやミネラルが消費されるばかりになるので、いずれビタミンやミネラルが足りなくなって代謝が上手くいかなくなってしまうということです。

ちなみに玄米だと多少ビタミンを摂れますが、フィチン酸という物質がミネラルの吸収を阻害するので鉄が不足しやすい女性は注意が必要です。

まとめてみると…

重要なポイント
  • ビタミンやミネラルが足りているとグルコース一つで38ATPが作られる
  • 酸素やビタミン・ミネラルが足りないと代謝が上手く回らず2ATPしか作れない
  • 2ATPしか作れないから糖質がたくさん必要になる
  • 精製糖質だとビタミンやミネラルが少ないので食べても食べてもATP不足に

普通に生活しているとパンやご飯、主食で糖質たっぷり摂ってます。だからビタミン・ミネラルはしっかり摂る必要がある、というのがここまでのお話です。

代謝について解説してきましたが、いろいろ調べてまとめたものの、僕自身全てを理解できているわけではありません。間違っている部分があればコメント欄やTwitterで教えて頂けると助かります。

ちなみに今回の代謝についてはこちらを主に参考にさせて頂きました。

代謝マップ | 福岡大学理学部機能生物科学研究室

さて、代謝について見てきましたが、ここで一つ疑問が出てくるかもしれません。

シロ
シロ
でもご飯たくさん食べててすごく元気な人もいるよね…?それに重要なのは分かったけど、メガ量摂る必要ってあるの?

っていうのが続くお話です。

遺伝子と酵素の個体差

さっきまでの話でビタミンとミネラルの重要性は分かったと思います。でも重要だからと言って、メガ量摂ることには直接繋がらないですよね。ということでなぜメガ量必要なのかが次のお話。

まずビタミン・ミネラルがどういう形で使われるのか?理解が必要です。その図がこちら。

クリックで拡大できます。

ビタミン・ミネラルは補酵素という形で必要になります。たんぱく質でできたアポ酵素にビタミンやミネラルが補酵素としてくっつく。そうすることで、初めて酵素としての機能を持ちます。基質ってのは対象の物質ですね。上の図だとピルビン酸とかアセチルCoAとか。

ここで重要になってくるのはアポ酵素はたんぱく質で出来ているということ。DNAという遺伝子の設計図を元に作られます。

ですが遺伝子は人によって違う(塩基配列が異なる)ため、作られるたんぱく質のアミノ酸配列が違ってきます。ちょっと分かりにくいかもしれませんが、要するに酵素の形は人それぞれ微妙に違っているということです。(図では分かりやすいように2次元で描いてますが、実際は当然3次元の立体構造。円じゃなく球って話ですね。)

人それぞれ形が違うってことは補酵素との結びつきやすさっていうのも当然違ってくるということ。結びつきやすい人もいれば、中々結びつかない人もいる。これを確率的親和力と呼んでいます。

形が良ければ100%結合して代謝がスムーズに行く(確率的親和力=1)。

形が少し悪ければ2回に1回しか結合できない(確率的親和力=0.5)。

形が悪ければ10回に1回しか結合できず代謝が滞る(確率的親和力=0.1)。

このような場合には、補酵素であるB1の濃度を10倍にすれば代謝がスムーズに行くという理論です(パーフェクトコーディング理論)。

引用:分子栄養学による治療、症例集 p13

引用してみました。分かりやすいですね。

この分かりやすい例として日露戦争時の脚気の話が出てきます。白米中心の食事(1日6合!)を食べさせた結果、ビタミンB1不足で脚気患者が続出。戦死者よりも脚気で亡くなる人数が多かったという話。

ただ全員が脚気になったわけではなく、同じように食べているのに脚気にならなかった人(確率的親和力=1)、なったけど死には至らなかった人(確率的親和力=0.5)、脚気で亡くなった人(確率的親和力=0.1)がいる。というのが確率的親和力の話です。

シロ
シロ
なるほど…同じ食事でも差が出てくるのはこういう話なんだね…。

これはB1不足の話ですが、人によってどこが弱いっていうのは違っていて、全てで優生ってことはまずあり得ないとされています。無茶しても全く病気せず寿命も長い超人がいたらその人は全てで優生の人かもしれません(笑)

この考えを踏まえると、糖尿病や癌の家系では糖質の代謝部分、B1の確率的親和力が低い可能性がある=B1を意識して摂れば克服できる、みたいな話になってくるのがメガビタです。

ちなみに水溶性ビタミンは100倍、脂溶性ビタミン・ミネラルは10倍ぐらい人によって差が出てくるようです。必要量とかの話はここを参考に。(ちょっと古い記事なので最後の摂取量、種類はあまり当てにせず)

今健康なら食事に気をつければより健康になるかもしれません。サプリで補う必要はないかもしれません。でもすでに病気だったら食事だけでは賄えないでしょう。

ビタミンC一つとってみても、サプリなら1粒1000mg。それがレモンだと(皮まで全部食べて)1個100mgぐらい。毎日何個も食べ続ける…よりはサプリ1粒の方がよほど経済的だし、食事からだけだと量が足りない可能性が高いという話です。

必要量っていうのは人それぞれで分からないから、過剰症に気をつけつつ多めに摂ってみる。ただ一般の推奨量はかなり低く設定されている(健康な人が健康を維持していく上でまず間違いなく安全な量で設定)ので、それと比べると結果的にメガ量を摂ることになる。

…というのがメガビタミンの全体像です。簡単にまとめるなら

ポイントまとめ
  1. エネルギーを上手く作るためにビタミン、ミネラルが重要
  2. 普通にバランス良く食べると糖質が多くなりビタミン、ミネラルが不足しやすい
  3. 酵素の形が違うので、人によって必要な量は変わる
  4. 設定されている推奨量自体が低いから、結果的にメガ量摂ることが多い

ってところかな?まとめてみたんですが、生化学の知識が必要なんで、まぁ言葉だけで伝えるのはほぼ無理ですね…。

最後に

ということでメガビタミンって何なの?っていうのを解説してみました。ただこの理論が全て正しいとは限りません。分子レベルで見ていて科学的だと思うし、実際に病気が良くなったっていう症例報告もたくさんあるのは事実です。

シロ
シロ
症例集とかを読む以外にもうつ消しごはんのレビューを読んでみるといいね…!

当たり前ですが万能ではないです。ビタミンだけで全ての病気が治るわけでもなし。血液検査で何が足りないかは分かっても、確率的親和力なんて分からないし、何をどれだけ飲めばいいかは結局試してみないことには分かりません。

それに今の医学とは前提から違うのでエビデンスと呼ばれるもの自体ないでしょう。まぁ自分の主張に都合のいいデータを持ってくるのが基本なんで、論文がある=信憑性があるとは限りませんが…。(藤川先生はエビデンスバカと呼んでます)

大事なのは何が正しいか?ではなく、自分が何を選ぶのか?ですね。

サプリなんて要らない!食事だけで補える!というのも一つの考え方だし、サプリを飲むなんて危険だ!と信じるのも自由。

僕自身は別に病気とかではなかったけど、色々自分で試してみたいタイプの人間なんで実践しています。ちなみにQOL(quality of life:生活の質)は格段に上がった、というのは実感としてあります。(疲れにくくなったし肌も綺麗になったし花粉症も症状出なくなった)

ただ途中体調崩したりもしているし、正直知識ないと危険な場合もあるので人に勧めはしません。でもやってみたい!という僕みたいな人はいるだろう、というのと自分の知識を整理するためにまとめてみました。

ということで理論は伝わったかなと思います。その他情報はまとめページを作成するので、やってみたいって人は自己責任でお願いします!

【メガビタ】これから始める人のための藤川理論超まとめ このページでは藤川徳美先生の理論、メガビタミンの考え方と始め方についてまとめておきます。分かりやすく藤川理論=メガビタという体で...

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


error: Content is protected !!