
このページはビタミンEについてです。期待できる効果や飲み方に関する注意点など、書籍や先生方のツイート、ページの情報からまとめています。
ビタミンEについて
脂溶性のビタミン。元々は不妊を防ぐための栄養素として発見された。ギリシア語で『子供を産む=トコ』『力を与える=フェロ』でトコフェロールという由来を持つ。(オール=アルコールの意味)
ただしトコフェロール以外にトコトリエノールもあり、どちらも4種類ずつ存在する。
トコフェロール:α、β、γ、δ
トコトリエノール:α、β、γ、δ
さらにトコフェロールには天然のD型、合成のDL型があるが、人体でDL型は使えない。8種類の中で最も効果が強いのがD-αトコフェロールだとされているので、これが基本だと覚えておくといい。(サプリも基本的にこれだが、稀に安いものだとDLタイプがあるそう)
抗酸化作用を持ち細胞膜の酸化を防ぐ。細胞膜を酸化させてしまう分の酸素を上手く利用できるようになり、スタミナの増加、血液サラサラ、細胞の老化防止などに役立つ。
ビタミンEに期待できる効果一覧
血行改善作用(血管の内皮機能改善、血液を固めやすくするトロンボキサンを減少させる)、水溶性ビタミンの効果アップ(細胞膜の酸化を防ぐことでBやCが細胞内に入りやすくなる)、運動能力の向上(体内の酸素を有効に使えるようになる)、ホルモン活性化作用(テストステロンを増やすという報告も)、婦人科系トラブル(生理痛、子宮筋腫、生理過多)の改善、加齢臭が消える
血行の改善が一番大きな効果ですね。藤川先生や水野先生はあまり言及していないですが、メガビタグループだと婦人科系のトラブル改善報告が多いです。
ただ血行改善に伴って、動脈硬化が進んでいる方の場合、プラークがはがれることで諸症状(頭がしびれる、動悸がするなど)の報告もあるので注意が必要です。
あとは地味ながら『加齢臭が消える』というのも嬉しい効果ですね。(加齢臭の原因となるノネナールという臭い物質はパルミトレイン酸という脂肪酸が酸化してできる。その酸化をビタミンEが防ぐため臭いが発生しにくくなる)
毒性・副作用について
ビタミンEに過剰症はない。どれだけ飲んでも問題ない。過剰に摂った分は排出されてしまう。
ただし血管のプラークをはがすため動脈硬化がある場合は注意。少ない量からスタートすること。
また鉄との同時摂取は避ける。鉄がビタミンEを酸化させてしまい、どちらの効果も落ちてしまう…とあるが、キレート鉄の場合はおそらく気にする必要はない。(硫酸第一鉄の場合はEを破壊するため少なくとも8時間はおいて摂取)
おすすめのサプリと量

サプリに関しては海外のものがおすすめです。理由はこちら。

必ず天然型のD-αトコフェロールを選択。天然型ならβ、γ、δも入ったミックスタイプでもOK。まずは藤川先生が飲んでいるものを。
Now Foods, ナチュラル E-400、250ソフトジェル
Healthy Origins, E-1000、 120ソフトジェル
Healthy Origins, Tocomin SupraBio®, レッドパームオイル濃縮液, 50 mg, ソフトジェル 150 粒
- ビタミンE400IU*5(d-αトコフェロール)、隔日
- ビタミンE1000IU*2(ミックストコフェロール、1錠にd-αが1000IU入っている)、隔日
- トコミン(ミックストコトリエノール)
かなりの量ですね。藤川先生はこの3つの商品をそれぞれこれだけの量摂取。ただちょこちょこ商品変わってたりするし、まだまだEに関しては謎が多いようで今後も変わる可能性は高そうです。
水野先生も同じNowの商品を紹介されています。
ちなみに僕もNowの400IUを飲んでましたが、最近は1000IUの商品を飲んでいます。
400IUの商品はD-αトコフェロールだが、こちらはミックストコフェロール。
藤川先生によるとミックスの場合、D-αトコフェロールが1000IUでさらにβ、γ、δが入っているようです。ただ水野先生は違う見解のようで、本当にD-αで1000IUなのか、ミックスで1000IUなのかはちょっと分かりません。
ちなみに値段を見るとNowも安い(40%オフとか)ものの、Helthy Originsの方が安いです。チェック時点だと79%オフとか…希望小売価格とは一体…(次回はHelthy Originsを注文予定)
飲むタイミング・量
キレート鉄だと気にする必要はなさそうだが、万全を期すなら鉄と一緒に摂らないこと。
鉄は夜飲んだ方がいい場合が多い(飲むと胃がムカムカする人がいる。たんぱく不足の可能性が高いが)ので、この場合Eは朝飲むのがおすすめ。(鉄を朝飲んだ方が調子がいいという人もいるのでその場合は夜にEを)
健康な場合は400IUスタートで問題ないが、動脈硬化がある場合は100IU以下の商品からスタートすること。100IU以下でも不調(痺れや動悸、眠れないなど)が出る場合はビタミンEを多く含む食品(アーモンドなどのナッツ類、アボカドなど)からスタートする。
メガビタグループだと400IU~800IUで2,3ヶ月で生理痛がなくなったという報告もあるので、それぐらいを目標に飲んでいくといいと思います。
実際に飲んでみてどうか?量と実感について
400IUでスタート。800IU、1000IUに増やしたあたりで汗の臭いがほぼ無臭になったっていうのが実感できたところかな。あとは週1でプールで泳いでるんですが、泳げる距離伸びて肺活量上がったかなって思ってたのがEの効果だったのかも…?というぐらい。
あまりこれといった実感はないですが、そういうもんだと思ってます。まぁでも汗の臭いは嬉しいところかな。
ちなみに1000IUはかなり粒がでかいです。でかいですが、案外ツルッといけちゃうんで他のC1000mgとか飲めてるなら問題ないかと。
まとめ
今回はビタミンEについてまとめました。トコフェロールの名前通り、女性は積極的に摂ってみると効果を実感しやすいかもしれません。男性の場合は加齢臭ですかね。地味だけど重要。超重要。
ただし動脈硬化がある場合は注意しましょう。プラークが剥がれることでトラブルが起こる場合があります。その場合もプラークを剥がして血管を若返らせるようなものなので、少量から徐々に量増やしていけるといいですね。
- ビタミンEには8種類あり、D-αトコフェロールが最も効果が高い
- DL型の商品もあるので購入する前に確認を
- 婦人科系のトラブル、加齢臭にビタミンE
- 動脈硬化がある場合は必ず少量から
- 1日400IU~800IUぐらいだが過剰に飲んでOK
書籍・引用ページ・ツイートまとめ
書籍一覧
ビタミンのすべて: 山本義徳 業績集 6ページ一覧
OMNS、ビタミンEの記事 | 精神科医こてつ名誉院長のブログ
10)ビタミンE~その1 | 精神科医こてつ名誉院長のブログ
11)ビタミンE~その2 | 精神科医こてつ名誉院長のブログ
栄養素についてのまとめ、3.ビタミンE | 精神科医こてつ名誉院長のブログ
8、ビタミンE(その1) | 精神科医こてつ名誉院長のブログ
9、ビタミンE(その2) | 精神科医こてつ名誉院長のブログ
10、ビタミンE(その3) | 精神科医こてつ名誉院長のブログ
ツイートまとめ
Eに関するツイートピックアップ。全てをまとめているわけではないのでご注意を。
お問合せ
「生理がひどいです」回答
「ビタミンEとD」ビタミンEの効果は
こてつ名誉院長のブログにもあり。https://t.co/vBmMw6rpwe— 水野 雅登 (@masa_doc) March 21, 2019
癌に良いビタミン。
ビタミンE。
細胞の膜の所にいてくれるビタミン。細胞が酸化する(錆びる)のを、身代わりになって防いでくれる。
またビタミンEがないと、ビタミンBとCという水に溶けるタイプのビタミンが細胞の中に届かない。
— 水野 雅登 (@masa_doc) January 1, 2019
ビタミンEは、水溶性ビタミン(ビタミンB群とC)の効き目を確保するのに必須。体臭も改善。酸化防止。最大3000 IU/日程度。もっと摂っても害は無い。
EPAは必須脂肪酸。
シソ油、エゴマ油、アマニ油の摂取でも良い。
動脈硬化を治したい場合だけ、高純度EPAのみ(DHCなし)を3000mg/日。 https://t.co/FqNtCKpEIC
— 水野 雅登 (@masa_doc) February 24, 2019
あとは、ビタミンEも大切。
これが無いと、ビタミンB群もビタミンCも細胞の中に入っていけない。
ビタミンEは超大切。
ついでに、加齢臭も消える。
— 水野 雅登 (@masa_doc) January 30, 2019
モノはNow社のビタミンEを読んでいます。https://t.co/qfyxwlEKHA
ミックスとか書いてあるものは、
「D-α-トコフェロール」
ではないビタミンEも入ってるタイプで、必要量が多くなるのでご注意を。— 水野 雅登 (@masa_doc) January 13, 2019