糖尿病や糖尿病予備軍になってしまったら、お菓子は控えなくてはいけません。糖尿病になると食事療法が必要不可欠です。カロリーや糖質の取り過ぎに気をつけなくてはいけないですよね。
お菓子は糖質もカロリーも高いものが多いので控えなくてはいけないというのが基本です。ですが、分かっているけどどうしてもやめられない!という人も多いと思います。毎日の楽しみにしているお菓子をやめるとストレスになってしまいますしね。
もちろん、糖尿病になる前のようにお菓子を食べるというのは無理ですが、きちんと選べばお菓子を食べることはできるのです。
そこで今回は糖尿病でも食べられるおすすめのお菓子をご紹介していきます。チョコレートやケーキなど今まであきらめていたものも食べられるかもしれませんよ。
糖尿病でもお菓子を食べて大丈夫?
糖尿病の人がお菓子を食べてはいけない、といわれる理由は大きく2つあります。
- 食事の間隔を空けないと血糖値がきちんと下がらない
- お菓子はカロリーや糖質が高く血糖値を上げやすい
理由を見れば食べてはいけないというのは明らかですよね。
ですが、毎日お菓子を楽しみにしていた人が急に食べられなくなるとストレスになります。ストレスを感じるとアドレナリンやコルチゾールというホルモンが分泌されます。
これらのホルモンには心拍数、血圧、そして血糖値を上昇させる作用があるんです。慢性的にストレスを受けていると血糖値が上昇した状態が続いてしまいます。ですから、糖尿病の方はストレスにも気をつけなくてはいけません。
また、糖尿病は完治が難しく、一生付き合っていかなくてはいけない病気です。食事制限も一生続きます。ずっとお菓子が食べられない生活はつらいですよね。かといって今まで通りの食べ方では当然NG。我慢して我慢して我慢して、我慢できなくなった時にドカ食いしてしまうのはもっとNGです。
糖尿病になってしまったらお菓子との付き合い方を考えていかなくてはいけません。毎日食べてOKという訳ではありませんが、食べ方と食べるお菓子の種類と量に気をつければ糖尿病でもお菓子を食べることはできるのです。

このページでは糖尿病でも食べられるお菓子についてご紹介していきます。
糖尿病でも食べられるお菓子の種類
多くのお菓子はカロリーと糖質が高いので糖尿病の方が食べるのはよくありません。甘いものはもちろん、せんべいやポテトチップスなど糖質が多いお菓子が多いのです。
糖尿病の方はカロリーと糖質の低いお菓子を選びましょう!例えば、こんなものでしたら糖質もカロリーも低いのでおすすめです。一度に食べるおすすめの量とカロリー、糖質量を紹介します。
糖尿病の方におすすめの甘いお菓子
種類 | おすすめ量 | カロリー | 糖質量 |
---|---|---|---|
高カカオチョコ(カカオ含有量70%以上) | 25g | 140kcal | 8.1g |
豆乳おからクッキー | 50g(約4~5枚) | 134kcal | 3.4g |
ゼロカロリーゼリー | 180g(1ケ) | 0kcal | 0g |
果物 | 100g | 80kcalまで | 種類によって異なる |
砂糖不使用ヨーグルト | 112g | 56kcal | 4.1g |
糖尿病の方におすすめの甘くないお菓子
種類 | おすすめ量 | カロリー | 糖質量 |
---|---|---|---|
海苔のお菓子 | 4.4g(1袋) | 13kcal | 0.9g |
こんぶのお菓子 | 11g(1袋) | 27kcal | 3.3g |
6Pチーズ | 36g(約2個) | 118kcal | 0.4g以下 |
するめ | 30g | 84kcal | 5.1g |
ゆで卵 | 60g(1個) | 91kcal | 0.1g以下 |
ちょっとお菓子とは言えないものも混ざっていますが、間食するのならこれらがおすすめです。特に豆、チーズ、するめなどたんぱく質を摂取すると血糖値が上がりにくく、腹持ちもするのでお腹が空いている時にはおすすめです。
また、間食のカロリーは80kcal~160kcalが理想ですが、最大でも200kcal以内におさめるようにしましょう。1日のカロリー制限がある人は間食で摂取した分食事の量で調節してくださいね。糖質は10gを目安としてください。
コンビニやケーキ屋さんにもある「低糖質シリーズ」
高カカオチョコ、ナッツなどが大丈夫というのは分かっているけれど、ケーキやシュークリームなどもたまには食べたい!という人も多いでしょう。最近では糖質制限ダイエットが流行っていることもあり、
コンビニやスーパーで買える低糖質お菓子を紹介!
ファミリーマート
ファミリーマートではパーソナルジムのライザップとコラボした商品が出ています。2016年から販売開始を初め、商品数もどんどん増えています。
麺類やお惣菜なども販売されていますがお菓子は
- チーズケーキ
- ガトーショコラ
- ロールケーキ
- わらびもち
- アイスクリーム
などが出ています。
公式ページはこちら:ファミマでRIZAP! 糖質をコントロールできるフードメニュー
ローソン
ローソンは糖質10g以下のオリジナル商品には「ロカボマーク」が入っているのでこのメークを目印に探しましょう。
- チーズ蒸しケーキ
- ドーナッツ
- バームクーヘン
- アーモンドチョコレート
そしてスナック菓子としておなじみの「おっとっと」のオーツブランを使用した低糖質商品もあります。しょっぱいお菓子がほしい時に嬉しいですね。
イオン
イオンのプライベートブランドトップバリューにも低糖質の菓子が増えていますよ。
ラインナップは
- ロールケーキ
- パフェ
- エクレア
- シュークリーム
- ゼリー
など。
お近くにイオンがある人はぜひ探してみてください。
公式ページはこちら:イオン 糖質オフでヘルシーライフ!
コンビニでも低糖質シリーズのお菓子が増えていますが、セブンイレブンは現在(2018年9月時点)のところ、特に低糖質に特化したお菓子は販売されていませんでした。セブンイレブンでお菓子を買う時は自分で糖質やカロリーの項目をチェックしてみてください。
また、低糖質シリーズはあくまで糖質が低いだけ。カロリーは商品によってまちまちですので確認して食べるようにしてください。
シャトレーゼなら低糖質ショートケーキが食べられるかも!
ケーキのチェーン店シャトレーゼでは、糖尿病の方のために糖質オフのスイーツづくりに昔から取り組んでいました。ケーキの原料として使われる小麦粉や砂糖は糖質が多いので使用せず、大豆粉や還元麦芽糖、ノンカロリー甘味料を使用して糖質オフのお菓子を販売しています。
糖質カットシリーズにはシュークリーム、アイスクリーム、プリン、どらやき、そしてショートケーキまであります。一般的なショートケーキの糖質が34.6gなのに対し、6.6gと84%も糖質カットしているんです。
カロリーは335kcalと一般的なショートケーキと変わらないので頻繁に食べるわけにはいきませんが、誕生日などの特別な日にはいいですよね。
通販なら低糖質専門のお店も!
低糖質のお菓子は、コンビニなどだけでなく通販でも販売されています。種類も豊富なので好みのものが見つかるかもしれませんよ。
低糖質のお菓子が購入できるおすすめのお店を紹介していきましょう。
低糖工房
低糖質のロールケーキ、シュークリーム、クランチチョコ、アイスクリームなどを販売しています。お菓子ではありませんが、パンや麺もあるのでまとめ買いもおすすめです。
糖質ダイエット工房
こちらも低糖質のスイーツ、パン。麺などを取り扱っています。スイーツはパンケーキ、マドレーヌ、マフィンなどがありますよ。糖質オフの大豆粉やふすまパンミックス粉なども販売しているので手作りしたい人にもいいですね。
遠藤製餡
こちらでは低糖質の和風スイーツを販売しています。水ようかん、わらびもち、あんみつなどがカロリー0で楽しめます。和菓子派の方にはうれしいですね!
このようなお菓子を常備しておくと、普通のお菓子を食べてしまう心配が少なくなります。ただし、ストックしているとついつい食べたくなってしまうので、週に1度など頻度を決めておくようにしましょう。
まとめ
糖尿病の方は、基本的にお菓子を食べることはおすすめできませんが、我慢しすぎてストレスになるのもよくありません。どうしても食べたいときは、食べ方と食べるお菓子の種類に気をつけて楽しみましょう!
お菓子を選ぶ際は
- 糖質10g以下
- カロリー200kcal以下
元々糖質の低いお菓子を選んだり、コンビニなどでも購入できる低糖質シリーズのお菓子を選んだりするといいでしょう。それでも毎日ではなく週1回など頻度を決めてコントロールしていきたいですね。
お菓子を食べる時は食べ方にも注意が必要です。食べ方についてはこちらの記事でご説明しているのでこちらも目を通してみてください。
