糖尿病と食事の知識

糖尿病食は介護保険の対象になる?補助が出る場合もあるって本当?

糖尿病食として宅配食やレトルト食品などを使用している人も多いと思います。簡単にバランスの取れた食事ができるので助かりますが、普通の食事に比べると高くついてしまいますよね。

少しでも補助金などが出れば助かりますよね。糖尿病食は介護保険の対象にはならないのでしょうか?

結論から言うと、残念ながら糖尿病食は介護保険の対象にはなりません。ですが、地域によっては配食サービスが受けられたり、補助金が出たりする場合もあります。

まずは介護保険の仕組みと、補助制度について見ていきましょう。

介護保険とは?

介護保険とは、その名の通り介護が必要な方に介護にかかる費用を給付してくれる保険です。運営しているのは全国の市区町村です。

要介護度によって限度額は異なりますが、ホームヘルパーサービス、デイサービス、訪問介護、訪問看護などのサービスを1割から3割の負担で利用することができるようになります。

自宅で使用するベッドや車椅子などの費用にも使用できます。1割負担の場合50,000円の費用が5,000円で済むようになるのでかなり助かりますよね。

介護保険の受給者は

  • 65歳以上の方
  • 特定疾病により介護認定を受けた方

です。

介護保険の申し込み方

介護保険を利用するには、お住まいの市区町村の介護保険担当窓口で申請しましょう。

問診と身体機能のチェックを行い、要介護認定を行います。介護レベルは要介護1~5。介護度が軽い場合は要支援1、もしくは2という認定です。要支援の方は要介護にならないために「予防給付」というサービスが受けられるんですよ。

介護認定が出たらケアマネージャーを決めます。ケアマネージャーは本人や家族と相談して介護の計画書である「ケアプラン」を作成してくれます。様々な相談にも乗ってくれますよ。

介護保険は介護度に応じて支給限度額が決まります。それ以上のサービスを受ける場合は自己負担となるので注意してください。

糖尿病で介護保険がもらえることはあるの?

糖尿病であるというだけでは介護保険の対象になりません。ですが、

  • 糖尿病性神経障害
  • 糖尿病性腎症
  • 糖尿病性網膜症

という3大疾病は介護保険の対象となる「特定疾病」です。

合併症が進行すると歩行困難や視力の低下などが起こります。最悪の場合、下肢切断や失明にまで進行してしまいます。そうなると自立した生活が困難になるため、要介護認定を受ければ介護保険サービスを利用することが出来ます。

また合併症を起こしていなくても

  • 65歳以上の高齢者
  • 他の特定疾病が原因で介護が必要な方

は介護保険の対象になります。

糖尿病食は介護保険でまかなえる?

糖尿病の治療で一番大切なのは食事療法です。手軽にバランスの取れた食事を食べられる宅配食を利用している人も多いと思います。宅配食は普通の食事に比べたら少し費用が高くなってしまいますよね。ですから介護保険を利用したいと考える人も多いと思います。

残念ながら、糖尿病食の宅配食は介護保険の適用にはなりません。宅配食は民間の会社が行っていることが多いです。そのため、介護保険は利用できないのです。

ですが、市区町村によっては配食サービスがあったり、補助金が出たりする自治体もあります。

配食サービスが利用できる場合も!

市町村によっては、要介護の人を対象とした食事サービスを実施している自治体もあります。自治体によって条件なども異なります。まずはケアマネージャーを通じて相談してみましょう。

神奈川県横浜市の場合

対象者
  • 要介護2以上
  • 要支援または要介護1で妊治療がある、もしくは低栄養状態のリスクが高く食事確保が困難
  • 身体障害保が困難
  • 福祉保健センター長が必要だと認めた方

そして

  • 一人暮らしもしくは一人暮らしに準じる世帯(同居家族が日中留守、日常生活に支障があり食事確保が困難な場合)
利用できる日数 1日1回 週5日まで
利用料金 食料等実費相当額(原則700円以内だが治療食の場合700円を超えることもある)


栄養バランスの取れた食事を直接渡し、安否の確認もしてもらえるサービスです。ですが、横浜市の場合は民間の宅配食と比べて特に安い訳ではありませんね。候補の1つとして考えて他のサービスと共に検討してみてはいかがでしょうか。

補助金が出る自治体も!

市区町村によっては、配食サービスに補助金が出るということもあります。ただし、収入や家族構成、利用業者などの条件、利用回数は自治体によって異なります。

お住まいの自治体に何らかの補助制度がある場合はケアマネージャーもしくは地域包括支援センターが窓口になってくれます。少しでも糖尿病食の負担を減らせるように、利用できる制度は利用していきましょう。

まとめ

介護保険とは、介護が必要な方に介護に必要な費用を給付してくれる保険です。

  • 65歳以上
  • 特定疾病により介護認定を受けた方

が給付の対象となります。介護認定により要支援1~要介護5までの介護レベルを決定します。介護レベルにより給付金の上限額が変わります。

糖尿病自体は特定疾病に含まれません。ですが、

  • 糖尿病性神経障害
  • 糖尿病性腎症
  • 糖尿病性網膜症

の場合は特定疾病になり、介護保険を受けられる可能性があります。

糖尿病食は基本的に介護保険の対象になりません。ですが、自治体によっては要介護の方向けの配食サービスが利用できたり、補助金が出たりすることがあります。内容は市区町村によって異なります。ケアマネージャーもしくは地域包括支援センターに相談してみましょう。

糖尿病食の宅配は高いイメージがあるかもしれませんが、コンビニ弁当と変わらない値段で利用できるものもあります。価格がネックになっている人は比較してリーズナブルな宅配食を探してみてはいかがでしょうか。

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