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【アスタキサンチンについて】効果と摂取量、おすすめサプリまとめ

このページはアスタキサンチンについてです。期待できる効果や飲み方に関する注意点など、書籍や先生方のツイート、ページの情報からまとめています。

アスタキサンチンについて

五大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル)に入らないカロテノイドの一種。赤い天然色素。キサントフィル類に属する。(カロテン類にβカロテンやリコピン、キサントフィル類には他にルテインなどが有名)

オキアミやエビなど甲殻類に含まれ、それらを食べるサケ、タイ、フラミンゴなどの赤もアスタキサンチン由来。(ついでにイクラも。サケは元々白身の魚)

脂溶性で強力な抗酸化作用を持つ。その抗酸化力はβカロテンの40倍、ビタミンE(d-αトコフェロール)の90倍とされている。その強力な抗酸化力で細胞内、細胞膜で活性酸素を除去する防御物質として働く。

主な働きとしては

  • ミトコンドリアの活性を高める
  • ミクロソーム(リボソームや小胞体)の損傷を防ぎ、代謝を維持する。要するに肝臓における解毒作用のサポート。
  • 赤血球膜に作用して血流を改善する。(末梢血管内を赤血球は変形しながら通る。赤血球膜が酸化すると変形しにくくなり血流が悪くなる。それを防ぐから血流が良くなるという仕組み)

この3つ。

また血液脳関門を通過できる数少ない物質で、目や脳で直接抗酸化作用を発揮する。ビタミンCやE、βカロテンなどの抗酸化物質でさえ通れない)

工業的にはヘマトコッカス藻から抽出。それがサプリに使用されることが多いようだ。

アスタキサンチンに期待できる効果一覧

目の疲労改善、シミ・シワの改善、疲れにくくなり持久力がアップする(スポーツパフォーマンスの向上)、抗ヒスタミン作用、体内時計の調整(熟睡できるようになったり目覚めが良くなる)、認知症予防、生活習慣病予防

抗酸化作用ということで、感覚的にはビタミンEに近い効果だと思うといいかもしれません。ただEと違うのは直接脳や目にも作用するというところ。

認知症とか生活習慣病はかなりざっくりですが、ミトコンドリアの活性と脳での抗酸化作用、血流改善作用から。

細胞膜に蓄積されることで抗ヒスタミン作用も持つようなので、アレルギーに対しても選択肢になりそうです。(優先順位はかなり下ですが)

メガビタグループからの情報だと脂肪燃焼、特に筋肉は落ちずに脂肪だけ落ちるという報告があります。ミトコンドリアの活性なので、脂質代謝が活性していると考えればあり得る話ですね。かなり引き締まってくるようです。(体脂肪率16%⇒13.8%になったとか)

他に視力が0.7⇒1.2に回復したという報告も。視力が上がるかどうかは別として、目の疲労改善にはかなりの効果を発揮するので、パソコン、スマホでお疲れの方は試してみる価値ありそうです。

他、声帯にいいというちょっと面白い情報も。

具体的には、10人の男性が60分間の発声練習を行い、その前、直後、30分後に声質検査が実施されました。アスタキサンチンを摂取する前は、直後に悪化し、30分後に回復していました。

それに対して、アスタキサンチンを摂取した後は、直後でさえ悪化している人はいませんでした。アスタキサンチンが活性酸素による酸化ストレスを制御し、発声練習による起きる声帯の傷および炎症を抑えていることが、このような結果をもたらした理由であると考えられています。

引用:天然アスタキサンチン ~予防医療の進化へ希望をつなぐ~

10人の実験ではあるものの、全員悪化しなかったっていうのは面白いですよね。歌うの大好きな人、歌を仕事にしている人は摂ってみるといいかもしれません。

あと書籍ではペットのアンチエイジングにも効果を発揮!とあります。熟睡するようになった、活発に走り回る、毛並みが良くなる、目やにが少なくなる、便臭が軽減…とここまで書くと怪しい感じもしますが、特性を考えればあり得るかな。

ただしペットに与える場合は当然自己責任で。それより餌の種類変えたりするのが先だとは思いますね。

シロ
シロ
病気に対してというより、より健康になるために摂ってみる成分って感じだね…。目の疲労やもっと絞りたい人は試してみてもいいかも?

毒性・副作用について

まだまだデータが少なく、人体に関する安全性についてははっきりとは解明されていないようです。

絶食した雌雄ddyマウス(体重雄性30 g,雌性25 g前後,5週齢)に,アスタキサンチン-20(2000mg/kg)を経口投与し,温度23±2℃,湿度50±10%,餌,水自由摂取の条件下で14日間観察しました。その結果,死亡例や体重推移の異常(対照群との比較)は認められず,試験終了後に行った剖検においても,臓器の肉眼的異常は認められませんでした。したがって,アスタキサンチン-20のマウスにおけるLD50値は,2000mg/kg以上です。

引用:アスタキサンチン|オリザ油化株式会社

ザッと探して見つかったのはこのぐらい。全然参考にならないですね…。

じゃあ食事で摂れる量がどのくらいなのか、含有量が載っているページはほとんどなかったんですが、以下のPDFにありました。

2ページ目右側に載っています。

紅鮭一切れ100gとすると2.5~3.5mg。サプリ1粒で10mg。比べてみるととんでもない量でもないし、国産サプリも同じような量。書籍の推奨は1日あたり12mgと記載があったことを考えると、このぐらいの量なら気にする必要はなさそうです。

後は便が赤くなる場合があるようです。吸収できなかった分が排出されるからですね。

シロ
シロ
栄養素としてはまだまだデータが少ないから、情報を見つけ次第追記していくよ…!

おすすめのサプリと量

サプリに関しては海外のものがおすすめです。理由はこちら。

サプリは国産より海外?日本よりアメリカのサプリがおすすめな理由 メガビタミンを実践しているならiherbでサプリを購入していると思います。ただこれをメガビタミンとか栄養療法を知らない人に話すと...
以下のリンクから購入すると全て割引あり。サプリが売り切れの場合、サプリンクスSwanson Health Productsでも購入できます。

藤川先生、水野先生ともにブログで紹介していたのはNow社のもの。

Now Foods, 超強力アスタキサンチン, 10 mg, 60ソフトゼリー

オプションサプリなので本当にサラッと。おすすめというよりNowのを出しただけという感じで紹介。

メガビタグループで紹介されていたのはいくつかありますが、僕が飲んでみたのはコレ。

Healthy Origins, トリプルストレングス・アスタキサンチン、12 mg、ソフトゲル60個

アスタキサンチン12mg。ルテインも配合。(販売終了)

同じく12mgのものがCalifornia Gold Nutritionで売られています。ただ長期で飲んでいると12mgは吸収しきれていない感があるので、しばらくしたら4mgの商品に切り替えるといいかもしれません。

飲むタイミング・量

書籍によると近時の研究では1日あたり12mgが理想的とのこと。メガビタグループでも12mg摂っている人が多い印象。6mgだとあまり効果を感じず、12mgで実感という書き込みも。

同時にそれ以上摂っても変わらない(小西先生が36mgで試して12mgに戻していた)という声がいくつかあったので、12mgで様子を見るのが良さそうです。

どちらにしても他の成分に比べるとアスタキサンチンは実感しやすいようです。飲んですぐ効果あった、みたいな書き込みは多めでした。

また脂溶性ということと、胃への刺激はそこそこあるようなので摂取は食後に。食後に摂った方が吸収や滞留時間もアップしたというデータも書籍にあったので、そういう意味でも食後に摂るのがいいですね。

実際に飲んでみてどうか?量と実感について

まだ数日なので何とも言えないですが、目が疲れにくくなった感は確かにあります。こうやって記事書いたり、メールチェックしたり、調べ物して…とかやってると夜には目がかすれたり、ゴロゴロすることが多かったんですが、ここ数日はないですね。

ただルテインも入っているのでアスタキサンチンの効果かどうかは分かりません。あとは疲れにくくなった感じも…。ただこっちもプラシーボの可能性はあるのでまだ何とも言えないですね。

特にトラブルも今のところないし、実感としてはいい感じなので続けようかなと思ってます。後日飲みきってから、中止した状態と比べてみて続けるか決める予定です。

【19.06.02】

目に関しては疲れにくくなった感、ぐらいですが、声帯には明らかに効いてます。高い声、大きな声出しても声がかすれたり、喉が痛くならなくなりました。(限度はさすがにあると思いますが)

歌うの大好きな人にアスタキサンチン。かなりいいかも。

まとめ

効果を見てみると脂質の代謝活性や目の疲れ改善と魅力的な成分ですが、あくまでカロテノイド。五大栄養素じゃないから優先度はかなり下でしょう。ただ土台ができていればかなりの効果を期待できるんじゃないか?ってのは感じてます。

まずはしっかり高たんぱく。その上で基本のビタミンで土台作ってから。その上でさらに!という場合に摂ると良さそうです。ということで優先度は低いですが参考まで。

アスタキサンチンのポイント
  • 強力な抗酸化作用を持つカロテノイド
  • サケ、いくら、タイ、エビなどの赤い成分
  • 目や脳に直接届く他、ミトコンドリアの活性化も
  • 脂肪の代謝や目の疲労に

書籍・引用ページ・ツイートまとめ

書籍一覧

天然アスタキサンチン ~予防医療の進化へ希望をつなぐ~

ページ一覧

アスタキサンチン|株式会社メグビー

アスタキサンチンとは | 富士フイルム

「アスタキサンチン」と「亜鉛」の同時摂取が睡眠を司る脳内の視床下部へ作用することを確認 : ニュースリリース | 富士フイルム

アスタキサンチン工業会

慢性疾患の栄養療法 | 精神科医こてつ名誉院長のブログ

ミトコンドリアを活性化させる方法(プロフェッショナル版) | 精神科医こてつ名誉院長のブログ

動脈硬化対策の超まとめ、その2、薬以外、2019年1月14日版 | 医師水野のアメブロ

ツイートまとめ

アスタキサンチンに関するツイートピックアップ。

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